trainrioの世界

鉄道ファンの私、trainrioが、独自の鉄道趣味の世界を書いてゆきます。

札幌で初めてのクリスマスプレゼントと終業式

見るものすべてが新鮮な札幌の生活が一月になろうとし、年の瀬も押し迫った12月23日の金曜日、翌日のクリスマスイブを控えて、母にプレゼントを買ってもらいました。
学校から帰り、夕方その年開店したダイエー麻生店に行き、僕はその年発売が始まってCMでも盛んに宣伝していた「ポンジャン」を、妹はこれもその年発売で、電球で白いボードを照らしてファッションパターンを上に重ねた紙の上から鉛筆でなぞる「ファッションデザイナー」を、買ってもらいました。
帰宅して箱を開き、卓とパイと点数チップを取り出し、母と妹と3人して、手を参考に楽しみました。
本格的な麻雀はまだ知りませんでしたが、赤・青・黒の3色とクラシックカー・馬車・馬の3種類の組み合わせで合わせて9種類のパイがあり、その9種類が全部揃った手を最高に、様々な手があり、捨てパイを「チー」「ポン」で拾って上がりに近付く緊張感がこたえられませんでした。
以後、親戚や友人が家に来る度に、数え切れないほど「ポンジャン」の世話になりました。

翌24日の土曜日に2学期の終業式を迎え、釧路時代の
「よい・ふつう・がんばろう」
の3段階評価から
「5・4・3・2・1」
の5段階評価になった通知表を受け取り、「3」が大方で「4」と「2」がぽつりぽつりの成績に心を曇らせつつも、翌日から始まる冬休みにウキウキしながら帰宅しました。

12月23日が皇太子殿下(当時)の誕生日で、その日が丸12年後の同じ巳年に天皇誕生日になることなど、当時は知る由もありませんでした。
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  1. 2017/06/10(土) 21:50:03|
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人生初の牛肉

初めての狸小路の翌12月18日の日曜日、今度は夕食に家族して初めて牛肉を焼いて食べました。
それまで街へ行ったときに洋食屋さんやデパートの食堂で、また北見時代に食べたボンカレー等でカレーを食べたときに牛肉を食べたことはありましたが、それ以外はジンギスカンや鉄板焼き、トンテキ、唐揚げと、豚・羊・鶏ばかりで、高い牛肉は思いもよりませんでした。
しかし、札幌に住んで、見るもの聞くものすべてが新鮮で子供ながら生意気にも目が肥えてきて、テレビか本か何かで牛肉の焼肉を見たためと思いますが
「牛肉が食べたい」
と何度か口にしまして、両親がその思いを酌んだのか、その日スーパーで焼肉用の牛肉を買ってきてくれて、夕方に玉ねぎと共に、当時流行り始めた電気式ホットプレートで焼いて食べました。
いつもなら日曜の夕食時はテレビで「笑点」等を見ながら食べるところを、珍しくテレビも付けずに牛肉と玉ねぎにみんなして夢中になりました。何せ今まで安い豚・羊・鶏の肉ばかりだったのが奮発して高い牛肉で、さすがにうまさは他の肉とは段違いで、それこそ
「今のうちに味わわないと、次はいつ食べられるかわからない」
という思いでした。
最後にわずかに残った肉と玉ねぎを取って、ホットプレートが空になったところで、父が
「終わり!」
と言って締めましたが、その表情が渋さと笑顔が混じっていて、決して楽ではない家計からいかにやり繰りして高い牛肉を買ったかが肌で感じられました。

狸小路での食事に続き人生初めての牛焼肉と、この後札幌でどれだけ目が肥えて心がぜいたくになってゆくか、知れたものではありませんでした。
  1. 2017/04/20(木) 20:21:08|
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初めての狸小路

札幌に移り、近くの親類たちと再会し、学校にも慣れてきた12月17日の土曜日、家族して初めて札幌の有名な商店街・狸小路に行きました。
土曜日なので僕も妹も午前で授業が終わって帰宅し、父も半ドンで昼過ぎに帰宅して、支度して新琴似小学校前のバス停からバスで北24条駅まで行き、地下鉄南北線ですすきので降りて、度々テレビで見たすすきのの繁華街のネオン輝く交差点を渡り、テレビのお買い物案内で何度も耳にしていた狸小路商店街のアーケードをくぐりました。
通りの両側に昔ながらの食料品店・薬局・和菓子屋・刃物店・飲み屋・食堂がずらりと建ち並び
「さすが北の都!」
と感嘆するばかりでした。
アーケード下をひたすら歩き、ちょうど夕方5時ごろで夕食時でどこか食べるところはと探すと、古い木造2階建てで軒上に狸の絵の看板が大きく掛かっていた
「ぽんぽこ」
という料理店に入りました。
天ぷらやカニ、鍋物が中心の郷土料理店でしたが、メニューを見るととんかつもあり、両親と妹が天ぷら定食を頼む中で僕はとんかつ定食を頼みました。
料理が来るまで家族して学校のことや会社のこと、ご近所さんのことその他もろもろでおしゃべりにふけると、僕の注文したとんかつ定食が先に来て、待ちかねたようにむしゃぶりつきました。追って残りの天ぷら定食も来て、家族全員で食事にありつきました。
とんかつだけにキャベツの千切りも付いていましたが、以前は給食のキャベツを残していたくらいだったのがとんかつと共にすっかり平らげ、父に
「キャベツも食べるようになってえらいな」
と褒められました。
全員して食事が済み、店そして商店街のアーケードを抜けてタクシーで帰宅すると夜7時を回り、NHKニュース→ジャッカー電撃隊→8時だヨ!全員集合を見て眠りに就きましたが、初めての狸小路はアーケード下を歩くだけでもワクワクしたのに、夕方なのもあって料理店で食事もしたので、これから札幌で次から次へと楽しいことがありそうな予感を強く覚えました。
  1. 2017/04/15(土) 22:46:33|
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札幌の暮らしに慣れてきましたが…

その慣れが元か、級友に対して反抗や口答えを知らずにするようになり、
「転校生のくせに生意気だ」
の悪評が立ってしまいました。いけないと思い引っ込めてもしばらくするとまたその生意気さが出ていがみ合いになり、今思えば甘えていたと恥ずかしいばかりですが、それでも何となく僕を受け入れてくれる懐深いムードがあり、これまでにない学校での安心感を十分に覚えました。

そんな中、学校から帰って吹雪の中、明るいうちに一人で外に出て、今のようにマンションが立ち並ぶことなど考えられなかった新琴似駅裏の空地を、札沼線の列車を見ながらただ歩き回っていました。
すると、空地の向こうから僕の名前を呼んで誰かが向かって来たので、振り向いて誰だろうと思ったら
「俺だよ」
と、同級生のSB君が毛糸の帽子を脱いで顔を見せました。何をしているのか聞いたので、列車を見ながら空地を歩き回っていることを話し、しばらく吹雪の中で話しました。後にSB君も僕と同じ条丁目に住んでいるのを知りましたが、生意気と言われいがみ合う中でのクラスの懐の深さが表れていて、ますます安心感と喜びを覚えました。
  1. 2017/03/30(木) 00:05:16|
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岩見沢の伯母宅へ①

札幌での本格的な学校生活が始まって1週間になる12月10日の土曜日、家族4人して岩見沢の父方の伯母夫婦のところに行きました。北見時代の2歳のときに父と一緒に本別時代の伯母宅に行きましたが、その年岩見沢に移り、僕たちも札幌に移って互いに近くなったので、お邪魔することにしました。
数日前に音楽のペーパー試験があって土曜日にその答案が返って来て恥ずかしい点数で、父に注意されましたが、その後そんな苦いことも互いに忘れて、札幌駅に向かい、14時半くらい発の岩見沢行きディーゼルカーに乗りました。
土曜日ということもあってか、車内は満員で立ち客が大勢いました。母がキオスクで当時発売され始めて人気だったアメリカ発の棒付き球状キャンディ「チュッパチャプス」を買ってくれて、妹と車内で食べました。その棒が管状になっていて、それをストローにして同じくキオスクで買ってくれたヤクルトを飲むと、母と妹が
「頭いい!」
と驚きました。ちょうど野幌か幌向辺りで上りの普通電車とすれ違いましたが、北海道で唯一の一般型電車で、帰りはその電車で帰れたらと思いました。
岩見沢駅に着き、路線バスでようやく伯母宅に着きました。伯母宅は国道12号線沿いの電電公社の官舎で、木造モルタル平屋建てでした。
伯母夫婦は本別の後、名寄に移り、それから岩見沢に移りましたが、本別時代に息子さん(従兄)2人が北見工業高校に入り北見の祖父母のところに下宿して通学し、その間に伯母夫婦が名寄に転勤、その後従兄が高校卒業して共に電電公社に入り、兄弟して名寄勤務になって再び家族して暮らし、今度は伯父の岩見沢転勤で再び従兄たちと離れました。
名寄時代の伯母のところには僕も妹も両親も一度も行きませんでしたが、僕の北見時代に従兄たちの様子見を兼ねて祖父母宅に時々夫婦して来ていましたし、前年の一番下の叔母の結婚式のときにも再会しました。
本別以来7年振りに伯母宅にお邪魔すると、両親たちと北見時代の話で盛り上がり、ビールが入って盛り上がりに拍車がかかりました。伯父とは本別にお邪魔した話でも盛り上がり、その本別時代に従兄のために買った童話の本の中から「ピノキオ」をいただき、ずっと読んできたことを話すと、伯父が「ピノキオ」の、本に書いてないことまで詳しく話してくれました。北見や本別の話で盛り上がり、その楽しさを胸に、床に就きました。
  1. 2017/03/10(金) 21:13:33|
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