trainrioの世界

鉄道ファンの私、trainrioが、独自の鉄道趣味の世界を書いてゆきます。

番外編 38年振りの釧路③

和商市場で勝手丼を堪能し、釧路駅前から幣舞橋まで歩いて往復して、13時発の根室行き普通列車で根室に向かいました。根室は小学校1年の10月に父の会社の車で北見の母方の伯母一家と一緒に納沙布岬や根室駅前に行って以来でしたが、自分の足で列車で向かうのは初めてでした。
釧路から次の東釧路までは釧路時代に釧網本線で北見に行くのに何度も通りましたが、そこから真東に向かう線路は全く初めてでした。線路に並行する国道44号線で先の根室ほか小学校2年の5月下旬の父の会社の花見で厚岸に行って以来3度目の厚岸・根室方面の旅は、何があるんだろうとワクワクして車窓から目が離せませんでした。
厚岸に着くと、その小学校2年のときの花見が蘇りました。貸し切りのマイクロバスで厚岸駅前を過ぎて厚岸大橋を渡って対岸の桜の名所の公園に行き、会社の同僚の子供たちとジンギスカンを食べたりいろいろ遊んだりし、最後は上司の人が泥酔して母たちが肩を貸して上司をバスに乗せたのが思い出でした。
厚岸町から釧路管内最東端の浜中町に入り、茶内という駅に着くと、駅名標の右横に「ルパン三世」の銭形警部の等身大ボードが立っていました。浜中町は作者のモンキー・パンチさんの出身地で、茶内駅内や次の浜中駅内にはルパン三世や峰不二子、次元大介や石川五右ヱ門のボードも飾られ、改札上には宣伝の看板も掲げられていたほか、釧路~根室間の列車の車両の中にはルパン三世のラッピングがされているのもあり、浜中町そしてJR北海道釧路支社挙げて作者と本作品をアピールしていました。
当初の予定では、茶内駅で降りて駅舎内にある、72年に廃止された浜中町営軌道という、長野県の木曽森林鉄道等と同じようなサイズの小さな鉄道の資料館をじっくり見ることになっていましたが、資料館は鍵がかかっていて入れず、すぐ列車に戻りました。
別保から厚床にかけては道路沿いや森林の中を走りましたが、森林ではエゾシカが何頭か見られました。5年前に北見に行った帰りに特急「オホーツク」で札幌に向かったさい、遠軽から上川にかけてエゾシカが線路に侵入して列車が止まり札幌着が遅れたのを思い出しましたが、そのときはシカの姿が見えなかったのに対し、今回はシカの姿がはっきりと見えて、しかし列車は遅れもせず安心しました。
釧路管内を過ぎて厚床からは40年振りの根室管内でした。厚床は89年まで中標津町に向かう標津線が分かれていた駅で、当時のホームや線路の跡がまだ残っていました。
厚床からはほぼ海沿いに草原の小高い丘を走りました。戦争中無線局があった落石駅や花咲ガニの水揚げで知られる花咲駅を通過すると、終点の一つ前の東根室駅に着きました。この東根室駅こそが、有人無人含むすべての日本の鉄道駅での最東端で、駅前にはその日本最東端の駅を見に観光バスが止まっていて、ホームにはバスから降りてきた観光客もいました。
釧路から約3時間の旅を終えて16時、ようやく初めて根室駅で降りました。手前の東根室は無人駅ですが、根室は駅員が配置されていて、駅員配置駅としては最東端です。
まず駅前から根室港に向かう道を歩きました。国道44号線に突き当たるT字路には北方領土への玄関口らしく
「返せ!北方領土」
の看板が立っていました。
そこから右折して市役所や根室振興局庁舎や小学校の前を歩き、それから左折して坂道を下り、イオンの横を通ると駅前とは別の商店街がありました。根室の漁港に近く、漁師や船員さん相手の飲み屋さんが目立ちました。
根室港近くに差し掛かり、そこから根室港を俯瞰して駅に戻るように歩き、途中北海道のコンビニチェーン店のセイコーマートで酎ハイとおつまみを買い、静かな住宅街を通って根室駅前通りのスーパーでも酒やおつまみを買い、すぐには駅に入らず更に駅周辺を歩いて
「日本最東端の線路の終点」
と書かれた、JR根室本線の線路の終端を示す看板の写真を撮って、それから駅に戻り、19時発の普通列車で釧路に戻りました。平日だったせいか、駅前の商店はスーパーや大衆食堂以外は閉まっていて閑散としていました。よくよく思えば初めて根室に行ったのは日曜日で、そのときはカニや魚や昆布の海産物店が軒を並べて店を開けていて、僕たちと同様に車で来た観光客が店内を見て回っていました。
22時過ぎに釧路駅に着き、駅前のホテルに荷物を置いて、かねてから新聞で情報を得ていた名物「カツスパ」を食べに幣舞橋近くの旧くしろデパート裏手の「レストラン 泉屋」に行きましたが、さすがに夜も遅くて閉店していたので翌日行くことにし、飲み屋街を通ってホテルに戻りました。途中栄町のオリエンタルプラザ裏手のセイコーマートでフランク片手に酎ハイを買って飲み、北見にもある懐かしい北交ハイヤーや釧路のみにある黄色い車体の上にに青い鳩を模したあんどんのこばとハイヤーが並んでいて、釧路時代が更に蘇りました。
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  1. 2015/07/13(月) 23:27:49|
  2. 鉄道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

堪能しましたね。

 リオ様、ハードなスケジュールの中でも、上手くやりくりして
2つの街を堪能しましたね。凄いことです。
帰路の列車ではもう、景色は見られず、釧路まで長く感じたのでは?
小鳩ハイヤーは旭川等にもあるのですが、やはり釧路で見ると、帰ってきた
という気持ちになれます。
  1. 2015/07/15(水) 21:36:54 |
  2. URL |
  3. hagejs #-
  4. [ 編集 ]

Re: 堪能しましたね。

hagejs様、ハードスケジュールだけにどのように時間配分して釧路や根室、浜中町等を見ようかと思いましたが、結局釧路駅前と根室駅周辺だけになりました。
帰路の車窓は確かに真っ暗でしたが、駅前のスーパーで買った酒とおつまみで時のたつのを忘れ、酔いが回って寝て釧路で運転士さんに起こされました。
小鳩ハイヤーは旭川等にもあるんですか。初耳ですが、やはり釧路のハイヤーってイメージですね。北見なら金星ハイヤーって具合に。
  1. 2015/07/16(木) 12:20:12 |
  2. URL |
  3. trainrio #-
  4. [ 編集 ]

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