trainrioの世界

鉄道ファンの私、trainrioが、独自の鉄道趣味の世界を書いてゆきます。

3年振り3度目の札幌②

一夜明けて4日、伯父は仕事に行ったので、伯母と下の従兄、そして母と妹と5人で札幌の街に繰り出しました。
家のそばのバス停からバスに乗り、前年に開業した市営地下鉄東西線の当時の東の終点・白石駅から、生まれて初めて地下鉄に乗りました。地下鉄自体も新鮮でしたが、何より改札がすべて自動改札になっていて、国鉄の駅で駅員さんに切符にハサミを入れてもらうのが当たり前だっただけに、切符挿入口に切符を入れてハサミ代わりに小さな丸い穴が開いた切符が出てきたときは感動しました。自動改札は小学1年のときに買った鉄道の本で、国鉄では常磐線の取手駅と武蔵野線の全駅で導入されていたのを知っていましたが、札幌の地下鉄にもあったのは驚きでした。切符を改札機に入れるとき、裏にして入れて
「ピンポンピンポン!」
と警報音が鳴り、扉が閉まって出られなかったのにも驚きましたが、表にして入れ直すと普通に抜けられました。
ホームに出、東西線の車両に乗ったときは、もうワクワクしっ放しでした。当時の車両は3つドアの4両編成で屋根にはパンタグラフがあったのは普通の電車と同じでしたが、車輪がゴムタイヤで中央に案内軌条があるというスタイルは、二本の鉄のレールと鉄の車輪に親しんでいただけにこれも新鮮でした。
「1番ホームから琴似行きが発車します、ドアが閉まりますのでご注意ください」
の自動アナウンスが流れ
「プー」
というホームの発車音が鳴ると、ドアが閉まり、いよいよ発車しました。車内のつり革の広告には、北海道では北海道テレビ(HTB)で放送されていた、テレビ朝日系列のアニメ「くまの子ジャッキー」の宣伝が描かれていました。
菊水、バスセンター前といった駅に止まって大通駅に着き、ここで72年の札幌冬季五輪を前に先に開業していた南北線に乗り換えて北に一駅だけ乗り、国鉄札幌駅と連絡するさっぽろ駅で降りて地上に出、駅前の東急百貨店に入りました。東急百貨店はSTVテレビで毎日夜6時50分から5分間の放送の「STVニュース」の当時のスポンサーでCMでしょっちゅう名前は聞いていましたが、本当に行くとは思いませんでした。
エレベーターやエスカレーターで上に上がり、おもちゃ売り場を見ると、アメリカ型のHOゲージの鉄道模型が¥12000で売られていましたが、ただでさえ鉄道模型はねだれず、編成も今一つ気に入らなかったので言いませんでした。その一方、当時テレビで宣伝されていたタカトクの「シュルシュルカッター」というおもちゃがあり、物珍しさもあって買ってもらいました。
「シュルシュルカッター」は、細くて短い針金を電池で赤熱させ、発泡スチロールの薄い板をその熱で切ってパーツを作り、それで動物等を組み立てる、工作玩具でしたが、動物等を組み立てなくても熱で発泡スチロールを切ること自体が面白く、まさに理科の実験でもありました。
また、当時タカラから発売されていたコンパクトな折り畳み式ボードゲームの「スクールパンチ」というシリーズがあり、その中で僕の好きな鉄道ものの「鉄道輸送ゲーム」があったので、迷わず買ってもらいました。本ゲームは蒸気機関車を模したコマが4個、積み荷が牛や豚や石油、丸太や米等12種類、盤上に駅が12駅、ポイントが10ヵ所あって、コマ一個につき積み荷が3つでそれをそれぞれ指定の駅に運ぶもので、マスには
「2コマ進む」「ポイントを3つ動かす」「1回休み」
等と、普通の双六でもおなじみのルールや鉄道輸送らしいルールがありましたが、駅が大笑いもので
「頭狂(とうきょう)駅」「駄(だ)駅」「素虎(すとら)駅」「美遺風捨(びいふうすて)駅」
等と、日本の首都や労働用語、食べ物等をもじった駅名ばかりで、特に「駄駅」は伯母が
「ツバみたいね」
と笑っていました。
更には別のコーナーで千円くらいでおもちゃ釣りをやっていて、僕と妹で釣竿を持ってリボンで結んで包装された品物を釣りました。開けてみると中身は大きな書類ケースで、釧路に戻って自宅で使いました。加えて文房具売り場にはアメリカの昔の蒸気機関車の絵柄の筆箱があり、これも買ってもらいました。
そんなこんなしているうちに、いつの間にか僕だけがはぐれてしまい、どうしようかと思いましたが、一階に降り、店の前に商品を置いた棚があり、落語家の三遊亭円右師匠のCMでおなじみだった「マスコット爪切」が売られていて、当時発売され始めたキーホルダー付きの動物型の小型爪切りがかかっていたのでそれを見てじっととどまっていると、やっと母たちが来て
「やだ、どこにいたの?心配したわよ」
とみんなして安心しました。僕も道も何も知らない札幌で迷子になったらと思っていただけになおさらでした。

伯父宅に戻り、シュルシュルカッターや鉄道輸送ゲーム、そして当時人気だった「生き残りゲーム」の進化版「生き残り頭脳ゲーム」が既にあったので、妹や従兄と一緒に遊びました。「生き残り~」はレバーを操作して玉を落とすものでしたが、妹と従兄ばかり勝って、僕はなかなか勝てませんでした。
夜に伯父と上の従兄が帰って来てその日の夕食は鉄板焼きでした。当時人気の電気式ホットプレートで牛肉や野菜を焼いてみんなでつつき合いましたが、当時普段はなかなか野菜を食べなかった僕が思い切ってピーマンを口にすると、母が
「あら兄ちゃん、珍しい」
と、いつも野菜を食べないことを注意していただけに驚いていました。
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  1. 2016/02/09(火) 23:03:04|
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コメント

生き残り頭脳ゲーム

 リオ様、生き残り頭脳ゲーム、大変懐かしですね。昔テレビのCMでやっておりましたね。
自身は持っていなかったのですが、テレビゲームでなくても、家族皆で遊べた時代、
良かったですね。現在の東急デパートには玩具売場があるのかどうか?
札幌の地下鉄も東豊線に新型の9000系が今年から入り、来年には自動運転、ワンマン化
されます。どんどん変わっていくものですね。
  1. 2016/02/14(日) 23:41:35 |
  2. URL |
  3. hagejs #-
  4. [ 編集 ]

Re: 生き残り頭脳ゲーム

hagejs様、生き残り頭脳ゲームのCMは
「このミリオンレバーを組み替えると、組み合わせは…んん、何と30数億!」
等とありましたね。テレビゲームでなくても、アナログのボードゲームで家族皆で遊べた時代、僕も良かったと思います。現在の札幌東急デパートには玩具売場があるのかどうか?僕も確かめたい。
札幌の地下鉄、来年には自動運転、ワンマン化されるのですか。合理化は大いに結構ですが、利用者への温かさを失わずにいてほしいものです。
  1. 2016/02/14(日) 23:53:35 |
  2. URL |
  3. trainrio #-
  4. [ 編集 ]

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