trainrioの世界

鉄道ファンの私、trainrioが、独自の鉄道趣味の世界を書いてゆきます。

釧路での最後の観劇

クラスで札幌転勤のことを話すと、1年から一緒だったHM君やTB君たちが、他のクラスの1・2年時の同級生にその旨を話し、5組のTB君たちほか、僕たち4組とのクラス同士の対立で仲たがいしていた1組のIB君も、対立のことなど忘れて別れを惜しんでくれました。

札幌転勤をクラスに話した翌日の11月18日の金曜日、3年になって3度目の子供会ぐるみでの観劇がありました。
今度は小学校や労災病院、雪印の営業所やスーパーまつだに近い愛国会館が会場で、前年暮れにクラスのお楽しみ会で入って以来でしたが、今度は劇団公演でどんなものかとワクワクしました。
学校から帰って午後3時くらいに僕と1組のFC君、5組のHR君の3人が会館に集まり、子供会のスタッフの運転するライトバンに乗って町内を回りながら、僕、FC君、HR君のローテーションで、印刷されたプリントを見て、公演の案内をマイクで宣伝し、道行く子供たちに公演の案内状を配りました。
ゆっくり走る車でマイク越しにスピーカーで宣伝するのは、ちり紙交換や選挙カーさながらで、HR君がふざけて
「鰐淵でございます」
と、当時の鰐淵俊之釧路市長の選挙回りのマネをして、スタッフから注意されていました。
車での宣伝回りを終えて会館に戻ると、妹や近所や町内の子たちが親と同伴で集まって、開演を待っていました。

夕方5時にようやく公演が始まり、私も舞台に目を凝らしました。
今回の公演は、大阪の「クラルテ」という人形劇団で、下から操るマペット人形のほか、画用紙等身近なもので人形を作って演じました。
若い女性団員が緑の画用紙を縦に細く丸めて「ノッポーン」という細身の人形を作り、漫画家の富永一朗さん似の、黒縁眼鏡をかけた太めの男性団員がオレンジの画用紙を横に太く丸めて「デブデーン」という太った人形を作って、二人で掛け合いました。男性がデブデーンの人形を作るとき、画用紙を丸めたり折ったりしながら、いろんなものに見立てて子供たちの興味を引き、特にデブデーンの人形を作る前にオレンジの画用紙を丸めて左手で持ち、右手をその筒に通して
「ポッポー」
と汽車が通るマネをして、子供たちにその筒を
「トンネル!」
と答えさせたときは、根室本線落合~新得間を貫く新狩勝トンネルが浮かびました。

画用紙人形ができて公演が始まり、あいさつの後、ノッポーンが
「僕はノッポーン、すたすたすたすた♪」
と高い声で歌いながら坂道を登ると、デブデーンも続いて
「僕はデブデーン、どんどんどんどん♪」
と野太い声で歌いながら坂道を登り、その丸い体故に何度か坂道を転げ落ちて笑いを誘いながら、ようやく坂道を登り切り、別の場面に移りました。
ノッポーンは操る女性らしく、普通の話をしていたのが、デブデーンはその体格からカレーやラーメン等食べ物の話ばかりして、これも笑いを誘いました。
ノッポーンとデブデーンの掛け合いが終わると、今度はかこさとしさんの絵本でおなじみの
「だるまちゃんとてんぐちゃん」
が始まりました。
てんぐちゃんの持っている、カエデの葉っぱみたいな天狗のうちわが欲しいと、だるまちゃんがお父さんに相談し、気に入ったうちわがなくてヤツデの葉っぱをうちわにし、次に天狗の鼻が欲しいとせがんでお餅で鼻を作ってもらうという童話で、僕には北見の保育園時代から読んでいて、釧路でも図書館バスで借りて読んでいたほど思い入れがありました。
だるまちゃんがお父さんだるまにわがままを言ったとき、お父さんが
「父さんは通さん」
とダジャレを言ってだるまちゃんの行く手を阻んだときは、僕も含めて観客が大爆笑しました。
夜7時頃に公演が終わり、妹やご近所さんたちと帰るとき、マンションの隣の部屋に住む4年生のTNさんという女子が
「ノッポーンとデブデーンの人形をいただいたよ」
とうれしそうに話していました。

翌朝、クラスで、僕が公演の宣伝をしていたことに、日ごろの運動オンチと給食の好き嫌いにかこつけていちゃもんを付けてきた人もいましたが、釧路時代最後の観劇は、前年暮れにクラスで使った学校近くの会館で、しかも画用紙等でその場で作る人形で演じたのと、デブデーンが食べ物の話ばかりしていたこと、北見の保育園や釧路の図書館バスで親しんでいた絵本を人形劇で演じて、厚生年金体育館の大舞台で演じる公演とはまた違って楽しめ、釧路時代末期の思い出になりました。
スポンサーサイト
  1. 2016/12/12(月) 18:10:46|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<釧路での最後のサイクリング | ホーム | 思いもよらず…>>

コメント

愛国会館

 リオ様、愛国会館、とても馴染みがあります。町内会の会合、お楽しみ会、家族、親戚の通夜等、建物は改築? されながら現在も定位置に鎮座しております。昔はとかく、地域単位でも行事が沢山あり、子供達も沢山おりましたね。図書館バスが来たのもこの会館でした。いよいよ釧路を離れるのですね、寂しいものです。
  1. 2016/12/14(水) 20:22:48 |
  2. URL |
  3. 釧路探訪記、管理人 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 愛国会館

釧路探訪記管理人様にとっても愛国会館は諸行事で馴染みがあるのですね。3年の同級生のST君のお母さんの葬儀も愛国会館で行われたそうですが、担任の話でお寺よりも地域会館でする方が安いのを知りました。図書館バスもこの会館に来たのですね。僕の場合は前のマンション近くに来ていてそのころはよく借りましたが、次のマンション時代は近くに来なくて全く借りませんでした。ブログの釧路編も終盤です。
  1. 2016/12/15(木) 00:51:30 |
  2. URL |
  3. trainrio #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://trainrio.blog.fc2.com/tb.php/89-282db35c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)