trainrioの世界

鉄道ファンの私、trainrioが、独自の鉄道趣味の世界を書いてゆきます。

釧路時代にテレビで見た鉄道

入学して給食の好き嫌いと運動オンチによる不適応で始まりながらも、市内や近辺に鉄道スポットを見付けて図々しくも生き生きとして来た釧路の小学校時代も終わりに近付きましたが、釧路時代はリアルのみならずテレビ番組でも鉄道をよく見ました。
小学校1年の75年10月にNHKの「ほっかいどう7:30」という道内のみの紀行番組で漫画家の加藤芳郎さんと歌手の山口百恵さんが室蘭本線のSL列車に乗ったり、小学校3年の77年6月には同じ番組で釧路臨港鉄道が取り上げられて積み出し駅から港の降ろし場までの石炭列車の走行シーン、同年同月のTBS系「世界のこどもたち」で鉄道模型製作を手伝う子供たちを見ましたが、それ以外にも見た鉄道の番組がありました。

小学校2年の76年10月だったと思いますが、NHK総合の日曜午前11時35分からの20分番組に「海外リポート」というのがありました。
いつもならこの時間は日テレ系の当時大人気のオーディション番組「スター誕生!」を見ていましたが、父が時々チャンネルを変える癖があり、ちょうどそのときもNHK見たさにチャンネルを変えて、当番組が放送されていました。
タイの国が紹介され、初めに首都バンコクや他の都市や農村の風景が映し出されていて、それだけならつまらないところでしたが、場面が変わり、タイの鉄道の絶景と言われる、崖っぷちに造られた木造橋の上を、ディーゼル機関車が引く列車が走っていて、思わず目を見張りました。
箱型の機関車に有蓋車・タンク車・無蓋車が各2~3両ずつ連なり、最後尾に客車が4両という混合列車だったのでなおさら画面にくぎ付けになりました。翌月父が買ってきてくれた鉄道の図鑑にこのタイのディーゼル機関車が載っていて、同じく掲載されていた日本の国鉄のDD54形という同じ箱型のディーゼル機関車とどことなく似ていたので「あれ?」と思いましたが、両方ともドイツの技術を導入して造られたということで、納得しました。

小学校3年の77年10月には、同じくNHKで火曜夜7:30に放送されていた「NHK特派員報告」という、文字通りNHKの海外特派員が滞在地の出来事を通常のニュースよりも深く詳しく報告する番組があって、こちらは事前の番宣で知っていたので、いつもならTBS系の「ぴったしカンカン」を見るところをNHKにチャンネルを合わせました。
この回は、ヨーロッパに旅行に行った日本人女性が行方不明になり、捜索したところ鉄道の線路沿いに遺体で発見されたというもので、女性が国際列車に乗り、トイレに行く際に扉を開けたところ間違えてトイレでなく車外で、誤って転落して頭を打ち付けたか何かで亡くなったようでした。
ヨーロッパの鉄道車両は、内側に開く日本の客車と違って、扉が外側に開く構造で、海外のガイドブックの中には、転落する危険があると注意書きがあるほどでした。
弟さんが、女性が倒れていた線路際まで行き、涙を流しながら花束を添えていたのを見て、それまで見ていた鉄道の番組と違い、胸を締め付けられました。
この「特派員報告」を見た感想を自主的にノートに書いて家庭学習として翌日先生に出すと
「随分難しい番組を見ているんですね」
とコメントが書かれていました。普通家庭学習というと、算数の計算や漢字の書き取りくらいなだけに、作文、それもNHKのドキュメント番組の感想文で担任も驚いたようでした。

同じく77年でこちらは9月か10月でしたが、NHKで当時月曜夜8時台に放送されていた紀行番組「新日本紀行」で、江ノ島電鉄(江ノ電)のことが放送されていました。
いつもならこの時間は日テレ系の「紅白歌のベストテン」かテレ朝系の「みごろ食べごろ笑いごろ」を見ていたのが、こちらも事前に番宣で知っていてチャンネルを合わせました。
神奈川県鎌倉市と藤沢市を結ぶ私鉄で、当時の社会の教科書の表紙が鎌倉駅の写真だったので一層親近感がわきました。会社名の由来の江ノ島や沿線の七里ヶ浜の地名が印象に残りましたが、北海道に住んでいただけに、鎌倉や藤沢に後年思わぬご縁があることなど知る由もありませんでした。
スポンサーサイト
  1. 2016/12/21(水) 19:01:08|
  2. 鉄道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<北見から祖母が来る | ホーム | 釧路での最後のサイクリング>>

コメント

75年のNHK番組

 リオ様、自身が中学生の頃、幸町にあった、釧路車両管理所に友達と一般公開に行った頃、ビデオが上映されており、確か1975年放送の、道内からSLが消えることを取り上げていた内容でしたが、オープニングでSLがこちらに向かって来る映像でしたが、もしかして、その映像がリオ様の見たものと同じかもしれませんね。関東方面の車両なんて、道民には映像の世界でしかなかったものが、後年、毎日接することになるとは、分からないものですね。いまはLCCで往復で一万円前後で札幌から成田まで行ける時代になりましたが、それでもまだまだ、関東は遠いと感じます。
  1. 2016/12/25(日) 01:02:09 |
  2. URL |
  3. 釧路探訪記、管理人 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 75年のNHK番組

釧路探訪記管理人様、幸町のかつての釧路車両管理所にお友達と一般公開に行った頃に上映されていた、道内からSLが消えることを取り上げていたビデオは、おそらく加藤さんと山口さんが出演されていたものではないと思いますが、室蘭本線ほか石北本線や函館本線、狩勝峠等が映っていたのではないでしょうか。加藤さんと山口さんのときは、あたかも廃止知らずのSL列車全盛期さながらでしたし。これらとは別に、次に住む札幌時代に見た「ほっかいどう7:30」では、道内の室蘭発岩見沢行きの最終SL列車が再放送されたことがあり、また最近YouTubeで見た同番組のSL列車では、車窓左手に樽前山が映っていました。
自分には後年の首都圏の車両や私鉄もですし、北見時代に道内で電気車両を実際に見たのも夢のようでした。速くて安い飛行機でも遅くて高い列車でも、東京と北海道との距離は、実際に乗ればあっという間ですが、年に一回あるかないかという意味では遠いです。その心理的な遠さは、後にえらく痛感することになります。
  1. 2016/12/25(日) 07:32:45 |
  2. URL |
  3. trainrio #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://trainrio.blog.fc2.com/tb.php/91-e84e5dcb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)